ジャージマン

プロペラ犬の第二回公演、「ジャージマン」を見てきました。追加公演である４日の昼公演。

水野美紀さん、バナナマン設楽統さん、ＰＰＰＰの玉置孝匡さんの三人芝居。感想は、後藤ひろひと大王の言う「・・・で？」「・・・んで？」でしたが、その「・・・で？」加減がとても好みでした。一回しか見られないのが悔しい。プロペラ犬ですので、水野さんを軸に据えて、水野さんがいかに遊べるか、水野さんの能力をいかに使い切るか、とことんまで考えられている気がしました。水野さんがやりたいことのために共演の設楽さん玉置さんが選ばれたんだろうなあ、と。

設楽さん演じるジャージマンはゆるゆるでとてもよかったし、玉置さん演じる満ちゃんはだめだめでいじめ甲斐がありそう。水野さんは縦横無尽で、なんというかとてもパワフル。どうして男二人女一人なのに水野さんが一番オトコマエなんだろう。

ストーリーは有体にいえば「満と（水野さん演じる）ミコの結婚式で花嫁を奪っていくジャージマン、花嫁を取り返す満」というただそれだけなのですが、サイドストーリーのジャージマン誕生記や、まったくストーリーに関係のない設楽さんと水野さんの二人芝居もあって内容的には盛りだくさんな印象です。

玉置さん、舞台を拝見するのは初めてですが、情けない演技がよく似合う方。あの声で「ママー！」って言われると母性本能がくすぐられる。他の役や、ＰＰＰＰの公演も見てみたいです。

水野さん、「ひーはー」に続き二回目。「ひーはー」のダンスシーンでも思いましたが、とにかく体のキレがいい。そのはず、ヒーロー出身ですもんね。細い腕はただ細いだけでなく、筋肉！って感じでした。

設楽さん。時折「かわいいー！」という声援？が起きるほど、彼目当ての人が多かったんじゃないかと思います。目が半開きになるととたんにゆるっとした印象になる不思議。宝塚風の水野さんと、サラリーマンの設楽さんの二人劇の時には、押しつけられるリップに反射的に口を閉じるのではなくて、なんかキスしているみたいに応じるそぶりを見せていたのがセクシャルでした。

あと印象に残っているのが小道具。手やら甘エビマンやら、死体やら、小道具のリアルさが異常でした。どこに力入れてる！ってツッコミが欲しいのか、と言いたくなるくらいに。これらの小道具が出てくるたびに会場中から悲鳴が。

カテコは一回目でもう水野さんがしゃべる素振りを見せ、まずグッズの紹介をされていました。あとはもう設楽さん任せ。

「玉置さんが・・・あ、このひと玉置さんていうんですけど」

と失礼な紹介をし、「そりゃオレ有名じゃないけど！」と言わせていました。あとはプロレスの技をかけて、痛がる玉置さんを二人が上から見ているパターン。

「玉置さんてね、Ｍなのか、痛いと笑うんですよ」

といって調子に乗りつつ二つほど技をかけましたが、確かにいじめたくなるようなリアクションだなあ、と思いました。

パンフはなぜか缶入り。かさばるので非常に評判が悪いというその缶には、ビックリマンシール風のシールと、水野さんの「セクシー」ブロマイド、プロペラ犬のロゴシール、豆台本、稽古場日誌、キャスト三人の履歴書、など豪華グッズが入っていました。チラシを入れるのに袋は持って行っていましたが、確かに買うのに勇気がいりました。

あと駅の手すりのとこに当たって「かーん！」て小気味いい音がするのに辟易しました。缶を持ってるってばれるよ！家に帰ったらちょっとへこんでいたし。

この公演、面白さを文章にすることは私にもできません。ＤＶＤ買うだろうな、いや買うぞ！と決意表明で持って感想に代えさせていただきます。

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ベントラー×３観劇二回目

昨日１８日の昼・夜公演ともに行ってきました。

以下ネタばれあり。ご注意ください。

開演前にオレンジの服でうろうろする人の動きがこなれていました。舞台上で何か起こるたび「お客様の身に危険が及ばない限り公演は始めさせていただきます。ご安心ください」という放送が流れるのですが、そのたび腕を組んで「うんうん」というように聞き、「ご安心ください」で汗をぬぐうふり。

「締切」と書かれたドアを開けようとして開けられず、「締切」の字を読むふり。それで「なーんだ」と言わんばかりのリアクション。体形からいって前回の人とは違う感じもしました。あまりに芸が細かいので後藤さんだったらどうしようかとさえ思った。

劇中もちょっと遊びの部分が大きくなっていて楽しかったです。

圭哉さんの「やかま」発言が大幅増量していたり、シルバーの服を着た大洋さんに向って「普通その色の服着たら膨張して大きく見えるもんやのに、なんやそれ。ちっさ」と絡んでみたり。そのせいで腹筋さんが何度も立ったり座ったりしなければならなくなっていて、「もじゃきお待たせ」というセリフも足されていました。

昼公演では蘭々さんが笑ってしまって仕切り直しになったりとか、ピラミのパワーを集めているときに圭哉さんとじゃんけんをしてことごとく勝つように手を調節したあっちがいたり。

夜公演では「宇宙のかなたから」で噛んだ圭哉さんが「宇宙のかなかなかなかな・・・」でごまかしたり。

でもこうやって三回見ると、舞台上で起こったアクシデントだと思っていたものが実は脚本通りなんだ、と分かるものもあって、改めて大王のすごさを思いました。

二回は５列目くらい、一回は結構後ろで見たので、俯瞰した見方と細かい表情と両方堪能できたのもよかったです。

もじゃきくんの歌と、走れ爺さんと、もじゃきとひろゆきの友情ソングと今回のエンディングを贅沢に入れたＣＤが欲しいと思いましたが、誰が買うのと友人に指摘されそれもそうだと思いました。もじゃきとひろゆきの関係がわからないと買っても意味のないＣＤ。

ＤＶＤで踊っているのを楽しむしかないのでしょうか。

今日で東京公演が終了です。とりあえずお疲れさまと言いたいです。あと大阪とか仙台とか地方公演も体に気を付けて、みんな笑顔になりますように。

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ベントラー・ベントラー・ベントラー１０月１０日

「ベントラー・ベントラー・ベントラー」１０月１０日夜公演を見てきました。

スペース・ゼロの表示が建物は英語表記で、チケットはカタカナ表記だったことに若干のいらだちを感じました。遠目から見たらそこだと思わなかったんだ。

今後行く人はぜひ早い会場入りをおすすめします！ええもうこれは本当に！！

以下完全にネタばれです。

物販の青年たちの威勢のよさにヨシモトのすごさを見ました。これ若手の人だったりするのだろうか。それとも学生さん？将来ＴＶで見ることもあるのかなあとぼんやり見ました。たたき売り同然の叫び方でしたが、まけてはくれなさそうでした。グッズの可愛さにきゅんきゅん。

『大王集ｖｅｒ．１』はすでに購入していたのですが、物販で買うとオリジナルのブックカバーが付いてくるみたいです。ウマがあしらってあって、しかも二種類あって、どんだけ買わせたいんだ、と思いました。

大王のブログにあったＬｏｏｋ　ａｔ　Ｓｔａｒの花を写真におさめて、大王が実際チラシの撮影で着たというシルバーのやつに顔を入れようとしてやめて、ガチャポンをやっていたら、なんだか防護服を着た怪しい人がそばに。

スタッフさんだと思うのですが、あの宇宙関係の胡散臭さを醸すためにうろうろする役の人だったみたいです。バーみたいなのを持って「まさか危険物なんてあるまいな」と言わんばかりにいろいろな場所をチェックしています。ロビーに物販のガチャポンの機械に、客席に。ロビーにいるところを捕まえて「写真撮っていいですか」と言ったら、ケータイをチェックされました。うん、徹底している。ポーズを取ってくれたし、ノリのいい人だったみたいです。意味もなく握手をしてきました。

早めに席に座っていたら、舞台上のものが飛ぶわ、ロボットが勝手に動き出すわ、大王の写真を収めた額が落ちるわ、宇宙人のものと思われる手が覗くわと全然退屈しませんでした。いつもみたいにチラシに夢中になっていたら見逃すところでした。

そのたびにスタッフさんが首を傾げて回収していくのですが、そのしぐさも徹底して胡散臭かった。さすが大王。

内容は「ひーはー」の続きものなのかな、と思いました。「ひーはー」を見ていないとキョトンとする人もいたかも。元木くんとひろゆきの関係とか、これだけじゃわかんないかなーと思いながら見てました。知っている私は非常に楽しめましたが。

勘違いに次ぐ勘違いで、ひろゆきの情けなさが際立っている舞台だったかな、と思いました。大王は圭哉さんが情けないの好きな～と。Ｐｉｐｅｒ５人の中では抜きんでてかっこいいキャラなので貶めたくなるのでしょうか。ドＳ脚本家の性なんでしょうね。

そしてきっと今回限りの新キャラ、「宇宙人」の着ぐるみが非常に！非常に！可愛かったです。ひょこひょこ動くのいいなあ。家に一台欲しいけどかさばるのでいいです。

圭哉さん作詞作曲の「もじゃきとひろゆきの友情ソング」のときのダンスと、恒例のエンディングテーマの和気あいあいとした雰囲気がすごく好きでした。

カテコは３回でしたが、うち２回はしゃべってくれました。一回目は全員で、二回目はＰｉｐｅｒで。

二回目のおしゃべりの時、圭哉さんが、

「おまえらなー、さっき一回しゃべったやん。もしかして、欲張りさん？」

と言った顔がいたずらっこぽくてよかったです。あとなんで「欲張りさん？」と「さん」付けなのかと。

大王が

「腹筋のソロライブのチケットを本人が売っているので、無視しないでチラ見くらいはしてやってほしい」

とおっしゃっていたので、腹筋さんが着替えて出てくるのを待ってみました。本当に手売りしていた。チケットを買ったわけではないのはご愛嬌です。

内容についてまた書くことがあれば、来週土曜日にも見に行くのでそのあと書きます！

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スペース・ゼロ前

思ったより人がいません。グッズがずらりと並んでいるのがみえる。

くそー。まんまと乗せられてきます。

Ｐｉｐｅｒ出演者変更

今号の「Ｌｏｏｋ　ａｔ　Ｓｔａｒ」で３ＰのインタビューがあったＰｉｐｅｒ。初共演の平山あやさんにめちゃめちゃときめいている様子が伝わってきたのですが、急性咽頭炎とのことで残念ながら降板のようですね。

舞台は生ものですし、ここで無理してもという感はあるのですが、それにしても残念・・・。ぜひ元気になって、来年の「１０周年記念公演」に出演してほしいものです。来年は・・・圭哉さんが入って１０年？

代役は鈴木蘭々さんだそうです。こちらも元気なイメージの女優さん。息の合った舞台を見られることを祈りつつ。

いい年をした大人が「俺たちバカやります」と宣言して、本当にはちゃめちゃなことをやられると、下の世代としても頑張んなきゃなーと思います。本当に元気をもらえる。あとちょっとで開演です。楽しみ！

雑誌のインタビュー、延々とＵＦＯだの幽霊だのについて話されています。読んでいて楽しい。バランスがいいんですよね・・・。加えてそれぞれ他のフィールドでも活躍できる役者さんというところがすげえなあといつも思います。

「ひーはー」の副音声でも言ってましたが、Ｐｉｐｅｒだけで音楽も振り付けも脚本も演出もできるんですよね。今回も音楽は圭哉さんみたいだし。それを表現して商売をしてくれるから、私たち普通の人がそういう才能を見られるというこの仕組みがこれまたすげえと思います。

なんだかよくわからなくなってきましたが。

まあ、インタビューの最後５人が５人ともにかあと笑っているのがとてつもなく気持ち悪いなあと思ったわけでした。褒め言葉です。