帰省するのはいいけれど

実家に帰っておりました。

消しゴムハンコが趣味だ、というと、やれ名前のハンコを彫れだの、自営業のハンコがほしいだの、材料費かかるのわかっていますかと思わず嘆息してしまいそうなほど依頼が飛び込んできました。

嫁ぎ先の決まっているハンコを彫るのはとても楽しいし、デザインを考えるのも苦じゃないんですが、まるで珍獣のように周りを囲まれるのがどうにも。

親戚一同はでかいんですよねー。圧迫感があるというか。

ただ私が帰るのは大事らしく、あちこちに電話メールが回った挙句みなさん顔を出してくれるのはありがたいなあと思います。「太ったね」は余計だと思います。

郊外にモールが立ち、アメリカナイズされた栃木県は新鮮で、まるで私の故郷ではないみたいです。そもそも下野市とか実感わかないし。今市市がないのにも慣れません。ふるさとは遠きにありて思うものとはよく言うけど、中学時代の登校ルートとか車で走ってみても別世界なんだよな。残念ながら。

まだかろうじて残っている実家の近場の田んぼや、ごろごろかんぴょうの転がった畑は、いつまでも残っていてほしいなあと思います。家を出た物の勝手な願いだとは思いますが。

まだまだ鮎は美味しいです。

久しぶりに日光とか行きたい。まあもう帰ってきちゃってるんでまた予定を立てて次回ということで。

帰省中、あんまりに暇なので荷物になるとわかりつつ「聖☆お兄さん」２巻を買ってしまいました。相変わらずゆるく堅実に立川で生活しているお兄さんたちにきゅんきゅんしました。聖痕の開きやすくなっている「よしあ」くんと、ゲームで負けそうになる度かすかに光ってしまうブッダくん。発売繰上げだそうで薄いですが、表紙もまったく季節感無視でいさぎよかったです。だいすきです。