篤姫「波乱の花見」

とうとう御台所に向けて大きく前進した回でした。

義母英姫のマスクもはらりと取れて、夫婦の愛情が本当に美しかった回。どうなることかと思えた水戸の御老公も、たいそう姫を気に入ったみたいでよかったね、と。

尚五郎さんも江戸に行くことができるみたいでよかったね、と。

それにしても西郷さん目がでかいな、と。

この大河は毎回見せどころがうまく、退屈しないで見られてすごいなあと思います。毎回楽しみだもん。役者陣はもとより脚本の力だな。

さあて今週の上様は。

まずは以前「かっかっかっ」とよく燃える火鉢を所望した上様でしたが、お気に入りのものが見つかったご様子。

今日の三分クッキングはお煎餅です。

黒ゴマ煎餅じゃないのが残念だね堺さん。

「この煎餅がうまく焼けたら妻を娶る」

と宣言して周囲を沸かせますが、ふうふうしないで食べた煎餅が熱すぎて癇癪。でもこれはどちらかというと賢君モードだったんじゃないかな、と思います。策を弄したんじゃない、と。

それにしても上様まばたきがゆっくりですなあ。これが堺さんのいう「品
」の演技なのだろうか。ああ、本当にこの上様はうさんくさい・・・。

最早うさんくさい顔立ちといってもいい。堺さんの顔で、上様のセリフを吐くと、もううさんくささマックスなんだなあ・・・。初知りだよ。

草刈さんはとりあえず置いておいて、広沢様が山南さんに「ははあ」と言っている構図がときめきます。だって「ははあ」だよ。鴨の説教じゃないんだよ！？

次の上様シーンでは、再びのお煎餅。リベンジです。

「次に上手く焼けなかったら破談にする」と言って広沢様（今の役名は分からない）を困らせる山南さん。

席を離れたがばっかりにもくもくと煙が！

この離席もわざとっぽい。だからこその「母上にはかないませんのう」なんでしょう、きっと。

この母上がまたそこはかとなく堺さんに似ている。鬘を付けると似る二人なのかな。

んで、上様しか言い放てない「好きにせい」が出ました。草刈さんと広沢様は狂喜乱舞でしょう。さぞかし。

「よくぞ御決意されました！」

「うるさい！！」

このタイミングが息の合った二人を感じさせて好きでした。

さあさあ早く篤姫上様に会うんだ。

この上様は一筋縄ではいかないぞ。

あと、あれだけプッシュしていた慶喜が、何で次の将軍になれなかったのか、このドラマでどういう風に描かれるのか楽しみです。