『ナイチンゲールの沈黙』

海堂尊さんの『ナイチンゲールの沈黙』読了。

言わずと知れた白石＆田口シリーズ、堺さんの映画出演される『ジェネラル・ルージュの凱旋』の前に当たります。

『チームバチスタの栄光』は読んだことがあり、白石＆田口先生は知っていたのですが、『ジェネラル～』を読むかどうか迷っていて、まあ読むならその前である『ナイチンゲール』を読まなくちゃなあと思ったので、読み始めた次第です。

読んでみて。

一気に読めました。医学用語は全くわからないし、これといったもの以外全然説明なしなんですが、それにもめげないで、というか気にすることなく読めてしまいました。なんでだろう。会話のテンポもいいし、けっこうこまめに「え、なんで！？」と言った事象が起こり、解決していくからでしょうか。

あとまったく期待していなかったのに速水ジェネラルが出てきた瞬間、ぶわっと頭の中がアドレナリン一色になりました。たぶんそれが一番の要因。

田口先生と同期設定とか、若い女の子を全部もってっちゃうとか、意外にもミーハーだったり、人間的に魅力あふれるジェネラル。これを堺さんが・・・と思いつつ、堺さんの声で、仕草で想像するだけで十分楽しめました。もちろんストーリーが面白かったから、こういう遊びができたんですけど。

残念ながら堺さんのエッセイで書かれた「ぶぁっかもん」はなかったのですが、「ぶぁっか」がありました。本を読みながら「ひょおおお！」と変な声が出たのは内緒です。

これは『ジェネラルルージュ』も読むしかありません、と覚悟を決めました。本屋さんに行こう。