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消しゴムはんこで好きなものを作ります。俳優の堺雅人さんとか。ラーメンズとか。時折思い出したように絵も描きます。舞台も見ます。ドラマも好きです。 好きなものをごったごたに集めたブログです。お楽しみいただけたらこれ幸い。 Since2006.3.17
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二月二十二日、222の日に行ってきました、二度目のパルコ劇場。今回は『フールフォアラブ』。

前から二列目、左よりのほぼ真ん中です。ひゃっほう!席を確認した時から興奮しっぱなしでした。


さて暗転して舞台がはじまると、おられたのは寺島さん。髪がふわっふわで、細い!彼女の演技はあまり見たことなかったのですが(失礼)、やはりただならぬオーラがプンプンしていました。

袖には大谷亮介さん。
安楽椅子に腰掛け、欠けたコップをもってる。うわ、かっこいい!というのが月並みですが正直な感想です。声がめちゃいい。通るし、大声でも演技がうまいんです。ファンになりそう・・・!

そこへ、香川さんの登場。
細い!足長い!肩幅と身長のバランスがすさまじくいい。ウエスタンティックな衣装で、ぴったりとしたものをお召しだったので、ラインがでていました。これ40代?

お茶目、というんじゃないですね。なんと言ったらいいんだろう。ギャングにあこがれた少年が、そのまま大きくなったような性格。ずうっと放っておいた元カノ、寺島さんをキスでなだめようとする。拒否する寺島さん。でも帰ろうとすると留める寺島さん。めちゃ気をひこうとする。

寺島さん演じるメイは、本当に香川さん演じるエディが好きで、でもエディは放浪癖があって、しかも実は兄妹で、という関係。ヨリを戻そうとするエディに流されそうになりながらも、でも捨てられる恐怖からすぐにうんとは言えない。その絶妙な、でも表現するのが難しい関係を、見事表現していました。

キスシーンあり、ベッドシーンあり(床でですが)、目の前でおっぱじめられたときにはちょっと目をそらしましたが、ロングのひらひらした赤いスカートをはく寺島さんがあまりにもめくれ上がった裾を冷静に戻しているのまで見えました。これはご愛嬌。

香川さんは主役なのでほんとうおいしかったです。
酒をかっくらうのも絵になるし、吐き出すのまでかっこいい。というか殿方の喉を液体が流れていくというのはすさまじく興奮します。あちゃあ。

あんまりストーリーの主線には関係のない銃の手入れのシーン。
棒状のものを筒先の掃除に使うんですが、なかなか入らない、でも演技を続ける香川さん。がんばれー!と応援したくなる。

ウエスタンらしい、投げ縄をするシーン。
舞台中央に置かれたベッドの脚に向かって投げるんですが、ちゃあんと入ったときには輪の先を絞る、はいらなかったら「くっそー」。これ一か八かですよね。判断がすごい。演技しているのに!!

片足でベッドに飛び乗りびょーんびょーん跳ねる。だめです。萌 え 殺 さ れ る・・・!!!

香川さんはその破天荒な性格を表現するためか、ほぼ全編を床に寝転がって演技していました。
それでも後部座席まで声を届けなければいけないわけで、そのエネルギーはすさまじいものがあるな、と思いました。少なくとも私の席では大きいくらいの声が聞こえていたし。腹式呼吸すごい。それでも演技続けてて(以下略)

今回の舞台のもう一つのお目当て(一つ目はもちろん香川さん)、マーティン役の甲本雅裕さん。
死語かもしれませんがトッチャン坊や?の風体で、ほぼ直立不動、セリフは朴訥に。
「うん!」
「そう?」
が多かったですが、微妙にテンポをずらす。典型的:いい人で終わるタイプ。

サスペンダーにズボンをきっちりあげて、かわいかったです。もっと出ればよかったのに。前髪もぱっつんにしていてグーです。しかし演じていないときにはどうやってアレンジしているんだろう、ださいよね、という髪型。心配する筋合いはないんでしょうが・・・。

本当前だったので、かすかな表情の変化まで楽しむことが出来ました。内容もちょっと不思議で、でも演出もキレイだったし、非常に満足したんですが。惜しむらくは音がうるさすぎたこと。ドアを閉めると効果音「バン!」というのが入るのですが、しかもそれも演出の一つ(多分心のドアが閉まるのも表現していた)なんですが、怖いくらいうるさかった。大きい音ダメなんですよね、私事ですが。

ドアが閉まるぞ、閉まるぞーと覚悟が必要でした。ちょっと泣くかと思うくらい大きかった。

行定勲さんは、堺さんの出ている『ひまわり』以来でしたが、非常に美しい演出をされる方だな、と思います。正統派、でもちょっと不思議、というバランスが絶妙な方だな、と。舞台の演出はじめてなんですってね。また演出されたものを見てみたいです。とにかく興奮して帰ってきました。おもしろかったです。

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