トライアングル第二回

待ちに待った火曜日。「メイちゃんの執事」でいい男を見つつ時間を待っておりました。

ストーリーも楽しみつつ、やはり演技のしっかりした俳優陣に心ときめく「トライアングル」。前半の見どころは何と言ってもやり手の小日向さんだったのではないでしょうか。

「相棒」の快楽殺人犯のときも思いましたが、小日向さんの笑顔はやはりちょっとブラックの時にその凄みを発揮すると思います。今回の刑事役はすごい。すごくいい。

日本の取調室を紹介するふりして江口さんを被疑者席に座らせるところとか、見ていてドキドキしました。んで用意周到に強盗事件の第一発見者を呼んじゃったりとかしちゃうの。「顔見知りの犯行かもな」って真顔で言っちゃったりするの。見ていて気持ちのいい「できる刑事」でした。

それを笑っていなす江口さんの顔もよかったし。本当に、キャスティングした人偉い。

今週のジャニーズは、江口さんの妹をナチュラルに口説くところがポイントでした。

「話がしたかった。また会いたかった」

このセリフを兄に伝えてしまう妹は、どれだけあんちゃんが好きなんだ、と思います。シシシシシ。

後半の見所はこの人。志摩野鷹也。いつの間にか市川実日子ちゃんとお電話をする仲に。人差し指ぴーんの呪いからは解放されたみたいですが、折ってほっぺにぽにょんとくっついています。そこばかり見てしまう私って。堺さんに何を求めているのか。

志摩野さん、社長さんだったんですね。「志摩野コーポレーション」代表取締役。でっかいビルには「東京支社」とあって、儲かっていそうな気配がぷんぷんします。ネクタイもお洒落。灰色と黒のチェックのネクタイ、可愛いので欲しい・・・。女性でもできそうですよね。

広末さんの個展に現れて、市川さんが狂言回しを演じつつ、

「気に入りましたこの絵。ぜひ手に入れたい」

と低い声で淡々としゃべる志摩野さん。目配せして秘書に名刺を渡させる出来る男志摩野。しかも絵を買う理由、

「金持ちの道楽です」

いやみですよね。これいやみですよね。でもキュンとしちゃうのは末期ですかね。

市川さんとは本当に親しくなったみたいで、約束のディナーの店では

「自宅に戻ったんだよね？」
「すっぽかされたかな」

とタメ口です。この二人くっついて欲しいなあ・・・大好きなんですよ市川さん。そしてちゃっかり葛城家まで上がりこむ志摩野さん。家が乱れている原因を郷田と認識するや否や、職場を調べ上げ秘書を派遣するフットワークの軽さ。さすが社長は暇・・・もとい、できます。

葛城サチ＠広末さんを「古い付き合いです」と言い、同じ施設出身なのかなあと思いきやそうでもなさそうで。でも思い入れはありそうな感じで。

今回蔵之介さんが一瞬も出なかった代わりに結構な出現率だった堺さんですが、正体はまだわからない、というところでしょうか。

谷原さんが俄然怪しくて、「みんな怪しいです」とおっしゃる監督さんの思惑にどっぷり浸かっています。毎週毎週別の人が怪しいんだろうか。でもストーリー的にも非常に面白いドラマだと思います。

志摩野さんが次回でることは確定なので、そこは安心。また一週間、わくわくして過ごせます。