消しゴムはんこで好きなものを作ります。俳優の堺雅人さんとか。ラーメンズとか。時折思い出したように絵も描きます。舞台も見ます。ドラマも好きです。
好きなものをごったごたに集めたブログです。お楽しみいただけたらこれ幸い。
Since2006.3.17
今年初の舞台は「冬の絵空」でした。3階席だったので、舞台全部が見渡せる(捌けるところまで見えたりした)反面、細かい表情は見えないし、殺陣の迫力もいまいち伝わらなかった気がします。
「忠臣蔵」の設定を借りているものの、本当に別のお話で、ストーリーが意外につかみにくかったです。台詞がとても綺麗で洗練されているのに、全体を通してみるとよくわからなくなってしまう。私の理解力のなさが残念な感じです。
赤穂の討ち入りというからにはある程度の人数が必要ですが、あそこまで削るならもっと少なくてもいいのかな?というか討ち入りのシーンがいるのかな?と思って見ていました。そこに至るまでの大石内蔵助@橋本じゅんさんと浪士の駆け引きが好きすぎるために、もっと見ていたかったのかもしれません。
まあ色々言いましたが、とにかく勢いがあって、その勢いは役者さんによるところが大きい舞台だったと思います。すごい人が出すぎていて、どこを見るか迷うくらい。
橋本じゅんさんの大石内蔵助は、もう本当史実の忠臣蔵を見たいくらい。殺陣が美しく、たわけを演じているときと鋭い声を出すときのギャップがたまらなくよかった。あのエンディングの美しさはじゅんさんあればこそ。忘れられないシーンになりました。
天野屋@生瀬勝久さん。
悪い人。悪い顔の人が悪いことを言うと、いっそ心地いいことを知りました。死に方が怖かった。というか、町人が武士を支配する構図をこの人は作り上げてしまっていて、それが怖かったです。復讐をしてやろうと思うまでのプロセス(劇では描かれていないんですが、きっとあったはず)に思いをはせると、彼もまた被害者だったのかなあと思います。町人髷(白髪バージョン)が似合いすぎていて、この人にきちんと現代的な髪の毛が生えていることを忘れてしまった。
おかる@中越典子さん。
実はけっこうTVで見たり舞台で見たりしている女優さん。最初の尼の口上に鳥肌が立ちました。なんて声を出すんだ。最終的には宗十郎@藤木さんが迎えに来るわけで、そういった意味で一番利己的なのは彼女だったのではないかと思います。人間の業。
吉良上野介@松尾貴史さん。
ここで男色を出してくるとは思わなかった。ヒヒ爺っぷりが板に付いていました。吉良がこういう人物だったら、そりゃあ殺したくなります。松の廊下で刃物を抜きたくもなります。今回は浅野の殿さまも嫌~な奴だったので、きっとおバカだったのは殿だったのだろうけど。「愛」という書の横の署名がへにょっとした「きら」で、そこもおかしかったです。
そしてお目当ての片桐仁さん。
基本的におかるさんにつき従っている役でしたが、背中の十字架がぞっとするほど美しかった。暑い時には腕のふわふわを取って煽いでいたり、寝そべって足をぱたぱたさせていたり(エレ片コント太郎によると、これはしっぽなのだそうですね)、お膳の食べ物を後ろから奪ってみたりと、かなり自由。最初の方の「笑いを取りに行くぞ」のシロくんが可愛い一辺倒だったので、最後の殺陣が引き締まりました。低い声がきれいに通っていた。
演出では、ふすまに「南無阿弥陀仏」の念仏が映し出されるのが悲壮で美しかったです。じっと見ていると酔ってしまいそうでしたが。
もう一枚チケットを取ってあるので、今度はオペラグラス持参でがっつり表情まで楽しんでやろうと思っています。旧暦で討ち入りの時期に見に行けてよかったなあ。お墓にお参りにも行こうかしら。
赤穂の討ち入りというからにはある程度の人数が必要ですが、あそこまで削るならもっと少なくてもいいのかな?というか討ち入りのシーンがいるのかな?と思って見ていました。そこに至るまでの大石内蔵助@橋本じゅんさんと浪士の駆け引きが好きすぎるために、もっと見ていたかったのかもしれません。
まあ色々言いましたが、とにかく勢いがあって、その勢いは役者さんによるところが大きい舞台だったと思います。すごい人が出すぎていて、どこを見るか迷うくらい。
橋本じゅんさんの大石内蔵助は、もう本当史実の忠臣蔵を見たいくらい。殺陣が美しく、たわけを演じているときと鋭い声を出すときのギャップがたまらなくよかった。あのエンディングの美しさはじゅんさんあればこそ。忘れられないシーンになりました。
天野屋@生瀬勝久さん。
悪い人。悪い顔の人が悪いことを言うと、いっそ心地いいことを知りました。死に方が怖かった。というか、町人が武士を支配する構図をこの人は作り上げてしまっていて、それが怖かったです。復讐をしてやろうと思うまでのプロセス(劇では描かれていないんですが、きっとあったはず)に思いをはせると、彼もまた被害者だったのかなあと思います。町人髷(白髪バージョン)が似合いすぎていて、この人にきちんと現代的な髪の毛が生えていることを忘れてしまった。
おかる@中越典子さん。
実はけっこうTVで見たり舞台で見たりしている女優さん。最初の尼の口上に鳥肌が立ちました。なんて声を出すんだ。最終的には宗十郎@藤木さんが迎えに来るわけで、そういった意味で一番利己的なのは彼女だったのではないかと思います。人間の業。
吉良上野介@松尾貴史さん。
ここで男色を出してくるとは思わなかった。ヒヒ爺っぷりが板に付いていました。吉良がこういう人物だったら、そりゃあ殺したくなります。松の廊下で刃物を抜きたくもなります。今回は浅野の殿さまも嫌~な奴だったので、きっとおバカだったのは殿だったのだろうけど。「愛」という書の横の署名がへにょっとした「きら」で、そこもおかしかったです。
そしてお目当ての片桐仁さん。
基本的におかるさんにつき従っている役でしたが、背中の十字架がぞっとするほど美しかった。暑い時には腕のふわふわを取って煽いでいたり、寝そべって足をぱたぱたさせていたり(エレ片コント太郎によると、これはしっぽなのだそうですね)、お膳の食べ物を後ろから奪ってみたりと、かなり自由。最初の方の「笑いを取りに行くぞ」のシロくんが可愛い一辺倒だったので、最後の殺陣が引き締まりました。低い声がきれいに通っていた。
演出では、ふすまに「南無阿弥陀仏」の念仏が映し出されるのが悲壮で美しかったです。じっと見ていると酔ってしまいそうでしたが。
もう一枚チケットを取ってあるので、今度はオペラグラス持参でがっつり表情まで楽しんでやろうと思っています。旧暦で討ち入りの時期に見に行けてよかったなあ。お墓にお参りにも行こうかしら。
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