海堂尊『ジェネラル・ルージュの凱旋』

堺さんの出演される映画「ジェネラル・ルージュの凱旋」の原作を読みました。

文庫で出ますよ、という情報をいただいてはいたのですが、雪やらなにやらで本屋さんに行けず。やっと一昨日『ジェネラル・ルージュの凱旋』・「Ｃｉｎｅｍａ☆Ｃｉｎｅｍａ」「ＣｉｎｅｍａＳｑｕａｒｅ」を買うことができました。

読み進めたらあっという間で、昨日のうちに読んでしまいました。睡眠は削りましたが、後悔してません。

原作ファンの人に「ジェネラルが堺さんだなんて！」と言われ、売り言葉に買い言葉で「堺さんはどんな役でもできるんですぅー」と返したんですが、確かに原作のジェネラルは身長１８０センチオーバー・・・。ワイルドで、モテモテで、白衣を肩から掛けて颯爽と歩く将軍様です。

でも堺さんファンの欲目からか、途中から堺さんのビジュアルで物語を読むことができて、やはりこの将軍を魅力的にするのは堺さんだよ！という思いに駆られました。原作を読んだればこそ、映画が楽しみです。

原作では「ロジックモンスター」白鳥にあまり出番はないのですが、映画版では白鳥も患者さんとして登場するみたいで、そこをどう描くのかも楽しみです。

モニター室でチュッパチャップスをころころするジェネラルも見たいし、戦場と化した救命センターでのジェネラルを原作通りに描くのかも楽しみです。もし原作通りだとしたら、堺さん初体験ですよね、きっと。何が初体験なのかは原作を読めばわかります。魔女の宅急便。

「あいよ」

とか、

「ぶぁっか」

とか、速水さんの口癖も堺さんの声で聞いてみたいです。「あいよ」って。屋台か。

原作は『ナイチンゲールの沈黙』と同じ時系列で書かれているので、そちらを読んでいないとわからない登場人物もいるかもしれません。その点で、先日読んでおいたのはよかった。天の采配か、とちょっと思います。

ロマンティックな修飾語が多いので、それを嫌だなと思う方もいるかなあとは思いますが、私は面白く読めました。そして映画も楽しみになりました。

３月７日公開だそうですね。前売り券をゲットして、休日の調整をしよう。