消しゴムはんこで好きなものを作ります。俳優の堺雅人さんとか。ラーメンズとか。時折思い出したように絵も描きます。舞台も見ます。ドラマも好きです。
好きなものをごったごたに集めたブログです。お楽しみいただけたらこれ幸い。
Since2006.3.17
舞台挨拶の興奮冷めやらぬまま本編に突入。舞台挨拶があったおかげで私にとっては煩雑なだけのほかの映画の予告を見ずに済みました。ラッキー。
堺さんがホラーとは言い切れないし、みたいなことを言っていたので構えていなかったからか、私はしっかり怖かったです。
「キャー」という感じのホラーではなく、「ぞぞぞぞぞ」といった風でしょうか。要所要所に暗闇が入るんです。それだけで暗所恐怖症の私には恐怖っつーか。インフル発症中の堺さんの顔色が土気色で生きている人の顔色ではないっつーか。
やけにいやらしい手つきで小野さんをなでる(恋人同士だからね)堺さんの新境地というか。ベッドシーン、とインタビューには載っていましたが、完全に事後です〈何の確認か)。でもあけすけなものでない分二人の信頼しあっている感じがよくでているなあと思いました。堺さんが小野さんのまぶたに口付けて、その後唇にも、というシーンは本当に小野さん恐怖だったろうなあ。ウイルス持った人間とここまではやりたくはない。でもその恐怖を全然感じさせないんですよね、小野さん。うまい女優さんだなあ、と感心。
仁科さん@堺さんの狂気が取りざたされていますが、壁男の噂に取り付かれる、そのことよりも、個展のテーマにしようとしていた壁の写真を捨てる時の方がこわかった。アイデンティティが崩壊するのって結構な恐怖ですよね。壁に手を付いていようが、壁男との写真を撮ろうとしようが、カメラを持っていたときには彼はまだ仁科さんだったような気がします。
余談ですが仁科さんが「壁男との写真が撮れた」と持ってきた写真は非常にかっこよかった。こうやって雑誌にも写ればいいのに。腕なんか組んでいないで!笑ってなんかいないで!!
最終的に仁科さんは壁から逃れることはできなかったわけですが、この噂が噂でなく作為的なものであったことも怖いです。人一人の人生を、「噂」は狂わせることができるんだ、と。しかもその噂はその人個人の誹謗中傷とかではなく、よくある単なる「都市伝説」なんだから。しかも当人は「壁」のない生活をエンジョイするわけですよね。お腹に赤ちゃんもいるわけですよね。「噂」というフィルターを一度通すことによって、罪悪感とかそういうものは消えてしまう。責任がなかったことになってしまう。仁科という人間を消してしまえる。情報が個人を離れることの恐怖です。
全体の構成がとても好きでした。自分が生きている世界のほかにもパラレルというべき世界があって、そこの仁科は壁男にとりつかれ、別の世界の仁科は恋人と愛をはぐくむ。ただそれはどれもが仁科であって、実は一人なんだ、つながっているんだ、という。夢で行き来をしている、という。ありがちといえばありがちですが、だからこそ最後のセリフがとても生きたし、「ぞぞぞぞぞ」のまま終えることができたのでは、と思います。怖くなりすぎなかったのは札幌という堺さん曰くの「からりとした」土地柄のおかげ。画面がほんとうに美しかった。
長々とネタバレをすいません。
堺さん初主演、というだけあって、アップの堺さんサイコー!
「いるんだろ?わかってんだからさ、安心して出てこいよ」が二回も聞けて幸せです!冷たい感じの堺さんに惹かれる傾向があるんです。M?Mだっていいさ!!
「キャー」という感じのホラーではなく、「ぞぞぞぞぞ」といった風でしょうか。要所要所に暗闇が入るんです。それだけで暗所恐怖症の私には恐怖っつーか。インフル発症中の堺さんの顔色が土気色で生きている人の顔色ではないっつーか。
やけにいやらしい手つきで小野さんをなでる(恋人同士だからね)堺さんの新境地というか。ベッドシーン、とインタビューには載っていましたが、完全に事後です〈何の確認か)。でもあけすけなものでない分二人の信頼しあっている感じがよくでているなあと思いました。堺さんが小野さんのまぶたに口付けて、その後唇にも、というシーンは本当に小野さん恐怖だったろうなあ。ウイルス持った人間とここまではやりたくはない。でもその恐怖を全然感じさせないんですよね、小野さん。うまい女優さんだなあ、と感心。
仁科さん@堺さんの狂気が取りざたされていますが、壁男の噂に取り付かれる、そのことよりも、個展のテーマにしようとしていた壁の写真を捨てる時の方がこわかった。アイデンティティが崩壊するのって結構な恐怖ですよね。壁に手を付いていようが、壁男との写真を撮ろうとしようが、カメラを持っていたときには彼はまだ仁科さんだったような気がします。
余談ですが仁科さんが「壁男との写真が撮れた」と持ってきた写真は非常にかっこよかった。こうやって雑誌にも写ればいいのに。腕なんか組んでいないで!笑ってなんかいないで!!
最終的に仁科さんは壁から逃れることはできなかったわけですが、この噂が噂でなく作為的なものであったことも怖いです。人一人の人生を、「噂」は狂わせることができるんだ、と。しかもその噂はその人個人の誹謗中傷とかではなく、よくある単なる「都市伝説」なんだから。しかも当人は「壁」のない生活をエンジョイするわけですよね。お腹に赤ちゃんもいるわけですよね。「噂」というフィルターを一度通すことによって、罪悪感とかそういうものは消えてしまう。責任がなかったことになってしまう。仁科という人間を消してしまえる。情報が個人を離れることの恐怖です。
全体の構成がとても好きでした。自分が生きている世界のほかにもパラレルというべき世界があって、そこの仁科は壁男にとりつかれ、別の世界の仁科は恋人と愛をはぐくむ。ただそれはどれもが仁科であって、実は一人なんだ、つながっているんだ、という。夢で行き来をしている、という。ありがちといえばありがちですが、だからこそ最後のセリフがとても生きたし、「ぞぞぞぞぞ」のまま終えることができたのでは、と思います。怖くなりすぎなかったのは札幌という堺さん曰くの「からりとした」土地柄のおかげ。画面がほんとうに美しかった。
長々とネタバレをすいません。
堺さん初主演、というだけあって、アップの堺さんサイコー!
「いるんだろ?わかってんだからさ、安心して出てこいよ」が二回も聞けて幸せです!冷たい感じの堺さんに惹かれる傾向があるんです。M?Mだっていいさ!!
PR
カテゴリー
NEW(*`-´*)ノ
(01/03)
(08/09)
(07/12)
(07/06)
(05/10)
トラックバック!
ストロ解体
HN:
ストロ
性別:
女性
趣味:
苔栽培?
自己紹介:
ブログ内検索
カウンター